神戸市 灘区の麻酔科、ペインクリニック内科、循環器内科、漢方・アレルギー疾患内科

井上クリニック
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痛みについて、2千年前の中国の漢方医学教科書である黄帝内経(こうていだいけい)では、「通則不痛、不通即痛」と記載されています。
訓読みすると「通じれば即ち痛まず、通じざれば即ち痛む」となります。
つまり、何らかの原因によって、からだの正常な流れに詰まりを生じた時に痛みを生じるという考えです。
これは心筋梗塞のように、心臓の血管が詰まれば激烈な胸痛を生じますが、カテーテル治療により詰まりを解除すれば途端に痛みが改善するというように、現代医学でも通用する概念といえるでしょう。

それでは、何が詰まりの原因になるのでしょうか。
漢方医学では、気血水という概念があります。
気は体を活動させるエネルギー、血は体の物質的基礎となる液体、水は体を潤す液体、とされています。これらが停滞すると気滞(気鬱)、瘀血、水毒(痰飲)とよばれ、病的状態となります。
それぞれの痛みの特徴ですが、気滞では移動性、変動性、張ったような感じの(でも実際には腫れていない)痛み、瘀血では固定性、患部の毛細血管拡張、ズキズキするような痛み、水毒では固定性、患部の腫脹、雨天で悪化する痛み、となります。
さらに、これに熱や冷えの影響もみられます。

治療では何が詰まっているのかを明らかにし、その詰まりを除去するような漢方薬を投与します。
西洋医学的には異常がないとされても、漢方医学的には上記のような異常がみられる患者さんも多く存在し、漢方薬の投与によって嘘のように痛みがなくなったということもよく経験します。
ただし、やはり器質的な病変が大きい・高齢者・罹病期間が長い人は時間がかかったり、効果もあまりあがらないことがあります。
もちろんこれは診察してみないと一概には言えませんので、一度、漢方を試されてみてはいかがでしょうか?