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高畑親子と課題の分離

2016/09/26

アドラー心理学はあるゆる人が持つ劣等感に注目し、そして我々人間が持つ器官的劣等感を補償するために共同体を形成するようになりました。それが共同体感覚です。SMAPが解散した理由も、今年広島東洋カープが優勝出来た理由も、すべては共同体感覚で説明できるのではないでしょうか。

さて今回はちまたで話題沸騰だった高畑親子のことについてお話したいと思います。メインテーマは「課題の分離」です。わたしは本来の人の人生とはもっとシンプルであるべきだと思っています。私自身、この考え方を身につけてから驚くべきくらいシンプルに生きれるようになりました。要はどうでも良いことを考えなくなったという事です。考えたり、気にしても意味のない事、仕方が無い事という意味です。

さて、本題の「課題の分離」ですが、合コンを例にとって考えてみましょう。私も結婚前には何度か行きましたが、決まって思ったことは「かわいい女の子居るかな?」から「この服変じゃないかな」「ちょっと太ってきてないかな」など、要は「自分が他人からどう見られているの」って事ばかりだっとだったと思います。これは合コンに限った事ではなく、会社、家庭、さらには私の医院においても同じ事なのです。日本人は他の民族に比べても余計に人の目を気にする方なので余計に大変なのだと思います。

では「課題の分離」とは何なのでしょう。要は「自分の課題」と「他人の課題」を分けましょうと言う事です。

合コンにおいて「自分がどう思われているか」は、実は「自分の課題」ではなく「相手の課題」だったのです。あたりまえですよね。相手が自分をどう思うかなんて、調整のしようがないことだと思います。要するに、考えても意味がない問題だという意味です。でも人はそれをしたがる訳なのです。それより「どうすればみんなが楽しんでくれるかな」「自分が楽しめるかな」というふうに考えることこそ、「自分の課題」なのではないでしょうか。

「自分がどう思われているか」と考えることは、他人の領域に入り込むことで、要は意識が自分にだけ向いているという証拠でもあるのです。

高畑親子は明らかに、幼少期からの接し方に問題があった親子関係だったと思います。病気であるとか、どうである以前に、「勇気をくじかれ」「過度に甘やかされた」親子関係だったのではないでしょうか。しかし過去をいくら振り返っても仕方ありません。今後の建設的な解決法と共に「しっかりと課題の分離」を行うべきであると言えるでしょう。「子供の問題は子供の問題」で「親の問題」ではありません。

 

元プロ野球選手の松井秀喜さんの著書「信念を貫く」には、こんなくだりがあります。

 

自分がコントロールできることとできないことを分けて考える
コントロールできるについては結果につなげるべき努力する
コントロールできないについては囚われない

思うように打てないとき、マスコミは決まって騒ぎ立てます。

そんなとき、松井さんは周囲の雑音という「コントロールできないこと」には囚われず、練習をして次の打席で打つための努力をするという「コントロールできること」に集中していたそうです。

私は思います。自分自身を見失わなければ必ず未来はありますと。